営業の石井です。

ン十年前のこの季節、南箱根の某ホテル内のレストランでアルバイトをしていました。

そのホテルの近場に「箱根ロックウェルスタジオ」というレコーディングスタジオがあり、いろいろな音楽関係者の方が来店されました。

朝一番に1人で来店され、静かにコーヒー3杯を楽しむギタリストの

井上堯之さん。

いつもニコニコされていました。

何という美少年！という印象の原田真二さん。

キラキラ輝く白い歯が眩しい･･･。

と言っても当時私は高校生で原田真二さんは20代後半位でしたが。

かなり強烈な印象だったのが、当時人気絶頂だったKバンドのK.Yさん。

オーダーストップ後に来店され、「何でメシが出せねーんだよぉ！」とウェイトレスさん相手に放送禁止用語連発の大立ち回り。一緒に来店していたスタッフらしき方々もただニヤニヤするばかり。

見かねた私が間に入りますと、今度は矛先が私に(ヒャー！)

大分酔っていらしたとは思いますが、30分位喚いてやっとスタッフらしき方々に連行されて行きました。

後で聞いた話ですが、危険を察知したフロア・マネージャーは「ピンチじゃーん」と呟きながら食品庫に駆け込んだとの事で…。

今ではいい思い出です･･･

そして最後に吉田拓郎さん。

人に対してオーラがどうのこうの感じたのは、後にも先にもこの時だけで、「拓郎だ！」と認識する前に尋常じゃない光線をビンビン出していました。

白いジーンズの短パン・ビーサン・肩まで捲った白いＴシャツ。そしてあのアフロヘア･･･

今でも鮮明に思い出します。

ピラフとトマトジュースを召し上がりながら譜面とにらめっこしていて、チラッと覗くとタイトルは「白い部屋」。

(拓郎の新曲見ちゃったよー！！！)

バックヤードで興奮してたらマネージャーに怒られました。

そして「白い部屋」は次に出たＬＰ（大きいレコードです。時代ですね。）に入っていました！

現在であれば、スマホだツイッターやらで情報をすぐに発信出来るのでしょうが、時は昭和。

古き良き時代です。

南箱根某ホテルも箱根ロックウェルスタジオも今はありません･･･。