石井 2016.08.26
営業の石井です。
8月もあと少しで終わりですが、まだまだ暑い日が続きますね。
御身体にはお気を付けて下さい。
子供の頃に江戸川乱歩の『怪人二十面相』シリーズに触れて以来、現代モノや時代モノ、和洋折衷問わず読み漁っております。
先日知人のお子さん(20代男性)から「今まで読んだ本で一番面白かった本を教えて」と問われ、三日三晩悩みましたが下記の本を伝えました。
【藤沢周平『用心棒日月抄』シリーズ全4巻】
始まりは東北にある小藩(藤沢作品ではよくある設定です)
お家騒動に巻き込まれた主人公・青江又三郎が脱藩して江戸へ。
藩から送られる刺客との死闘、日々の糧を得る為の稼業。
生類憐みの令、赤穂浪士との関わり。
そしてお家騒動の結末・・・までが3巻。
4巻目の『凶刀』はその20年後再び勃発したお家騒動を描きます。
私にとってまさに「血沸き肉躍る」物語でした。
初読時、あまりの面白さに朝5時まで掛かって、一気に読んだことを憶えています。
彼(20代男性)の感想が楽しみです。
熱く語り過ぎてハードルをやたら上げてしまったことが心配ですが…。